2025年3月3日
統括部長 石川 肇
2025年2月27日・28日の両日、神戸・加古川市で開催された4病院(兵庫県立加古川医療センター、大阪南医療センター、日本生命病院、新潟県立リウマチセンター)の合同カンファレンスに行ってきました。
この会は、2012年から毎年、多職種が連携してリウマチ医療を行っている病院間でリウマチ診療における専門性とスキルを高めるために、情報交換と交流を深めることを目的とする会です。途中コロナパンデミックで4回休会となりましたが、今回で10回目となり、当センターからは10名参加しました。
今回、主催された兵庫県立加古川医療センター内のリウマチ膠原病センターは、県立病院内で一定の独立性が担保された形でのリウマチセンターであり、私どもにとりまして、これからのリウマチセンターが総合病院の中で、その専門性の維持と向上をどのように進めていくか、勉強になる良い機会でした。
会の中で、秦看護師から「関節リウマチ患者に対するフットケア(胼胝・鶏眼処置)の実態調査」、大倉薬剤師から「高齢者におけるブシラミンの使用状況について」、本間理学療法士から「関節リウマチ患者の足趾形成術と1年後の足底圧と疼痛、歩行能力の検討」についての研究発表があり、いずれも注目されていました。他に、各病院の医師からの講演、病院見学、懇親会などを通じて、お互いの交流が図られ、とても有意義な会でした。
今後も、多職種連携・チーム医療でトータルマネジメントを行っていく本来の意味での「リウマチセンター」の発展と推進に向けて、4病院合同カンファレンスが継続して行われることを願っています。
兵庫県立加古川医療センター 玄関前にて