医師研修制度
新潟県立リウマチセンター研修要項(2019年版)
目標、目的
リウマチ専門医(JCR リウマチ専門医、JOA 認定リウマチ医)、リウマチかかりつけ医
対象
卒後6~10年(基本領域の整形外科、内科の専門医のsubspecialityとしてリウマチを学びたい医師)
研修コース
- 期間:1年以上・6~12ヵ月・1~6ヵ月・1ヵ月以内
- 種別:整形外科系リウマチ医・内科系リウマチ医・リウマチ/リハビリテーション医
研修方法
- 外来:リウマチ外来(週1日診察枠有り、他は担当医とペアで診察・評価)・リハビリ外来(診察・実施計画書)
- 入院:主治医・副主治医になる。石川(A)伊藤(B)3~4ヵ月ごとチェンジ、回復期リハビリ病棟の整形外科患者は単独主治医になる
- 手術:担当の主治医・副主治医が執刀・助手を勤める。
- リハビリテーション:リウマチ医として診察・評価・処方・計画書作成
- 内科
- 検査
研修内容
- リウマチ評価ができる。
- 診断
- 炎症度、画像(Xp,CT,MRI,エコー)、タイプ、ADL、QOL、家族、仕事
- リウマチ治療方法が立てられる。
- 外来治療……薬物、検査、リハ
- 入院治療……薬物、手術適応、内科合併症、リハ
- 保健、福祉対応……介護保険、身障、年金、ケア
- リウマチ薬物療法
- MTXを中心(csDMARD)
- 生物学的製剤(bDMARD)(インフリキシマブ、エタネルセプト、アダリムマブ、トシリズマブ、アバタセプト、ゴリムマブ、セルトリズマブペゴル)を使いこなせる。
- 副作用を熟知し、対処できる。
- 手術療法
- 関節手術……人工関節(TSA/HHR,TEA,THA,TKA,SwansonFinger/Toe)、固定術、滑膜切除、皮膚、筋、神経、腱/靱帯などの軟部組織手術
- 手外科……腱、滑膜切除、固定術、形成術、神経剥離術
- 合併症手術……骨折手術、感染、人工関節再置換
- 脊椎外科……頸椎・腰椎外科(新発田病院の専門医へ紹介)
- 併存疾患を診断し、治療できる。
- 骨粗鬆症
- 肺線維症
- 2次性アミロイド症
- 胃潰瘍
- 感染(肺炎など)
- 肝、腎、心・血管、多臓器
- 生活習慣病(DM、HT、HL)
- 悪性腫瘍
- リハビリテーション
- リハビリ科のオーダーが書ける。リハビリの評価ができる。
- 装具、自助具、スプリント回復期リハビリテーション病棟を理解・利用できる。
- 運動療法、体操
- 保健・福祉を理解し、連携できる。
- 介護保険……ケアマネージャーと連携 身障 年金 施設の利用
- リウマチ政策医療が理解できる。本邦のリウマチ医療体制診療報
臨床研究
リサーチマインド、研究テーマ(1~2つ)、論文作成
学会発表
2回/年以上、学会出張:5~6回/年、国際学会:1回/年
年間スケジュール
週間スケジュール
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